小さい頃から夢見ていた憧れの自衛官へ

陸上自衛隊高知駐屯地
藤田風心さん(21)

愛媛県出身。2019年に自衛隊に入隊。香川県での前期教育後、陸上自衛隊高知駐屯地に重迫撃砲中隊砲手として着隊。災害時に頼れる陸上自衛隊員を目指し、日々の訓練に臨む。

被災地で救護活動を行う自衛隊の背中に憧れて

 兄が自衛官ということもあり、もともと自衛隊は身近な存在で、憧れの職業でしたが、東日本大震災が発生した際、被災地に赴き救護活動を行っている自衛隊の姿を見て感動。自分のなかにあった自衛官への憧れが目標へと変わり、「自分も誰かを助けられる存在になりたい」と、自衛官になることを夢見るようになりました。

小学生の頃、東日本大震災で救護活動を行う自衛隊の姿に感動し、自衛官を目指すようになったという藤田さん。そんな長年の夢が叶い、現在は高知駐屯地内に所在する重迫撃砲中隊にて訓練や日常生活を行っている。「訓練においてコミュニケーションは非常に重要です。安全性にも関わることなので、隊員同士の意思の疎通は常に心がけていますね」と意気込みを語ってくれた。
 一方、課業終了後は隊員のフリーな時間となっているそうで、藤田さんも寮で仲間たちとゆっくり過ごしたり、駐屯地内にあるお酒の飲めるバーで懇談したり、オフの日などには外出してアクティブに過ごしたりもしているそう。「自衛隊の魅力は、それぞれのスペシャリストによる団結力」と話す藤田さん。「自分も周りの仲間たちに遅れを取らず、陸曹を目指して頑張っていきたい」と、今後の目標を教えてくれた。