カタチあるものをつくる責任と面白さを、日々楽しんでいます!
幼い頃から本が好きものづくりに憧れ、異業種転職
高校を卒業後、県内の銀行へ就職。6年半窓口業務を経験し様々なお客さんと接するうちに、「形あるものをつくりたい」と一念発起。いきなりの異業種転職には抵抗があったので、職業訓練校で学んだのち、弘文印刷の仕上げという仕事を知りました。いろいろなものを作ることが楽しいです。
天神橋のたもとに位置する弘文印刷。官公庁の印刷物からはじまり、県内のあらゆる印刷物を手掛ける企業だ。書籍や記念誌、フリーペーパーから、伝票、包装紙、ラベルまで、扱う印刷物の幅は広い。
話を聞いたのは昨年12月に入社した山口葉奈さん。県内の銀行へ就職し、窓口業務を担当した。様々な業種のお客さんと話すうち、昔から好きだったものづくりへの想いを深めた。弘文印刷に入社して、出版物に欠かせない「仕上げ」という仕事を知ったという。ページ数やサイズ、綴じ方、紙の種類によって異なる「仕上げ」は、その種類も様々だ。主に担当する「折り」も、同じ作業を毎日繰り返すことなく様々な調整をして「仕上げ」ていく。使用する機械によっても扱い方は異なり、ほんの少しレバーをひねるだけでズレてしまうのが大変なんだそう。
山口さんは現在、憧れた「ものづくり」に関わり、身近な印刷物を整えていく「仕上げ」を行う。地域に根ざした弘文印刷の最後の砦として印刷物を仕上げていくことに誇りを持っている。