宇治電化学工業株式会社
カスタムメイドの「研磨」を提案する宇治電化学工業
世界とともに、メリハリをつけた働き方を
宇治電化学工業が扱う「研磨」とはなんだろうか?車のホイールや金属製のカトラリー、楽器などに磨きをかけるイメージが強いが、見た目だけではない。精度を高めるためなどの理由で使われ製品の大きさや材質によって求めは異なる。
普段私たちが目にする、輝く金属やピカピカした木製品のほとんどは研磨の工程を経て、美しい状態で流通している。緻密な精度を求められる機械部品においても研磨は重要だ。馴染みがないようでいて、研磨というものは実に様々な場面で活用されている。そんな研磨材や研磨機の製造・販売・提案を行っているのが「宇治電化学工業」だ。顧客の求めに応じた機械製造や研磨材の提案を得意とし、材質や大きさに合わせてデータを元に最適な組み合わせを考案している。
今年で22年目になる中田さんは、元々文系畑の出身。理工系の会社ではあるが、営業を15年勤め、現在は受託加工課の主任として、香我美工場を担当する。研磨材製造技術を活かし、素材の粉砕業務を担当。何気なく日常で使っている金属製品や木製品に研磨材・研磨機メーカーとして携わることが出来るのが面白いところと語ってくれた。有名メーカーの製品開発にも関わったことがあるそうで、「縁の下の力持ち」のように研磨でものづくりを支えることにやりがいを感じているという。営業から製造の現場に異動したが、製造もお客さまと関わる仕事と捉え、課題解決とよりよい製品作りの一端を担う。
4年目の遠藤さんは、大学で電気工学を専攻。高知県でその知識や資格を活かせる企業と知り入社。現在は自社の製造機械・設備の電気系統を点検・修理など社内メンテナンスを中心に担当している。化学系の企業ではあるが、納品する研磨機の配線などで需要があり、役に立てるのが嬉しいそうだ。特に、工場内の製造ラインはどこか1カ所で問題が起きるとストップしてしまうため、すぐに対応する必要がある。大変さはあるが、必要とされる仕事にやりがいを感じている。コミュニケーションは苦手なタイプとのことだが、周りの和やかさによって仕事を通じて会話を楽しめるようになったという。今後は実務経験を経て主任技術者の資格取得を目指す。
長く勤める方が多く年齢幅は広い。しかし、厳しい上下関係があるわけでもなく、和やかに笑顔溢れる職場だ。古くからある鉄工所という印象はない。有休消化率が高く、業務時間も短めだ。本社工場は8時〜16時15分、香我美工場は8時30分から17時(休憩1時間)となっており、プライベートを充実させながら、仕事に集中出来るメリハリ感がこの社風を生み出しているのかもしれない。
きめ細やかなサービスが求められるため、海外の顧客へも直接出向き、ニーズ・シーズを合わせた提案を行っている。営業が中心となってグローバルに働くこともできるのが特徴だ。
ものづくりが好きで、集中して物事に取り組みたい。仕事もプライベートも充実させたい。そうした願いを叶えることのできる職場がここにある。