ニッポン高度紙工業株式会社

NIPPON KODOSHI CORPORATION

業種

特色

土佐の伝統技術がルーツの高度紙をエレクトロニクスに応用。
今や世界トップシェアを誇るグローバルカンパニーへと成長。

土佐和紙を加工した紙「高度紙」。自動車やパソコンの電子部品には、電気の流れを制御するために高度紙が「セパレータ」として使用されている。電子機器があふれる現代で、ニッポン高度紙工業株式会社の製品はなくてならない存在だ。

 日常生活において、ニッポン高度紙工業の製品を直接目にすることはほとんどない。しかし無意識に同製品を毎日のように触れているのも事実。自動車や家電製品の内部の電子基板には必ず同社の主力製品「コンデンサ用セパレータ」が使用されているからだ。
 1941(昭和16)年、土佐和紙に加工を施し、耐水性と耐熱性を高めた紙の開発からスタートした同社。それを「高度紙」と名付けた。同社の高度紙は、土佐和紙の特製と、職人の技術革新への情熱の流れを汲んで生まれたのだ。
 高度紙は「コンデンサ用セパレータ」として飛躍を遂げる。その過程を知るためには、「電解コンデンサ」(※以下、コンデンサ)という電子部品の構造を簡単に理解しておきたい。パソコンなどの電子基板に触れた人なら、一度は目にしたことがある小さな筒状のものが「コンデンサ」と呼ばれる部品だ。「蓄電器」との別名もあるコンデンサには、電気の流れを整える重要な役割があることから、あらゆる電子機器に使用されている。その内部で、プラス用されている。その内部で、プラス極とマイナス極を仕切り、電解液を保持する役割を担う部品が「セパレータ」なのだ。
 戦後日本のエレクトロニクス産業の発展と共に、セパレータは存在価値を高めてきた。同社はコンデンサ用セパレータを主軸に、省エネなどに期待される「電気二重層キャパシタ用セパレータ」、「電池用セパレータ」など、さらに高い技術力で、付加価値のある製品を続々と開発。今やおよそ350種類ものセパレータを製造する。
 その製造に欠かせない設備の導入や整備を行っているのが、春野製造部生産技術課の池内貴大さん(入社10年目)。「世界に向けたものづくりに惹かれた」と入社の動機を語る。池内さんは英語が不得手にもかかわらず、海外子会社の生産設備改良業務を任された。「社内で英語の勉強会が実施され、そのおかげで現地の人の夢の実現に貢献できたのが、なによりもうれしかった」と振り返る。社員の挑戦を後押ししてくれるのが社風なのだ。

 今や同社のコンデンサ用セパレータは、日本のみならず世界から支持され、国内95%、海外60%、先述の「電気二重層キャパシタ用セパレータ」など、高い技術を要するセパレータでは世界90%ものシェアを確立。それには新製品を生み出す技術開発部の努力も忘れてはならない。同開発課で汗を流す市村拓己さん(入社10年目)は「仕事は大変な部分もあります。しかし苦労して開発した製品が、求められた結果を出した時の喜びはひとしおです」とやりがいを語る。また「高知の小さな会社かもしれませんが、誰もが知る大手電機メーカーのビッグプロジェクトに関われるのも誇り」と胸を張って見せた。
 世界基準となる製品を数多く生み出し、世界をリードするグローバルカンパニーへと成長した同社。高知にいながらにして世界を舞台に挑戦できるチャンスを与えてくれる会社といえるだろう。

企業情報

企業情報
社名 ニッポン高度紙工業株式会社
所在地 高知県高知市春野町弘岡上648
電話 088-894-2321
代表 山岡 俊則
資本金 22億4174万円
設立 1941年8月 
社員数 532名(連結 男性:486名、女性:46名) 
業務内容 コンデンサ用セパレータ、電気二重層キャパシタ用セパレータ、電池用セパレータ製造・販売
ウェブサイト http://www.kodoshi.co.jp

http://www.kodoshi.co.jp QR Code

採用情報
基本給 学院卒:20万4800円、大卒:19万3200円、高専・短大卒:17万4473円、高卒:16万5073円 
休日休暇 年間123日(週休2日制)、夏季・冬季・GW休暇、有給休暇、慶弔特別休暇ほか
福利厚生 各種社会保険、選択制確定拠出年金制度、従業員持株制度、社内クラブ活動、退職金制度
採用担当者連絡先 088-894-2321(管理部人事課 北岡、細川)