高知さんさんテレビ 株式会社

自社制作番組「プライムこうちF」スタジオへ集合。チーム力が高く、部署を越えての関わりも多い。
今こそ光る、放送の重要性
テレビの力を発揮すべく開局25周年に向けて挑戦し続けている

「高知をもっと元気にしたい」その思いで日々、高知県で起こる様々な出来事を取材・撮影し、報道している高知さんさんテレビ。お茶の間の顔として、目にすることも多いのではないだろうか。
高知さんさんテレビは、全国のローカル局の中でも比較的新しく、平成9年4月に開局。全国的に見てもコンパクトな規模の放送局といえる。小規模ゆえに、少数精鋭で部署や役職を超えて業務を兼任できることが魅力だ。たとえば、報道局ではアナウンサーが記者として、企画構成を考えることもある。1人で記者、カメラマンをこなすこともあり、やりがいはひとしお。取材先から「放送を見てお店に来てくれたお客さんがいた」などのお褒めの言葉をいただくことも多いという。

様々なポジションでマルチに働けるからこそ「上司や先輩とはフランクに話せる関係性。若手でも仕事に取り組みやすい環境」という声を聞くことができた。このチームワークの良さは、新番組の立ち上げやイベント運営の際に最大限発揮されている。
部署は業務ごとに6つの局に分かれている。会社の人事・経理・福利厚生や労務関係を行う総務局、スポンサーへのCM枠を販売する営業局、番組の編成や視聴率分析、CMを流すタイミングなどを決めた放送データを作成する業務推進局、さんさんテレビのコンテンツを活用するためにつくられたコンテンツ局、県内のニュースや情報を伝える報道局、電波管理・設備保守に関わる技術局。安定して放送を続けるために、各局員が自身の業務クオリティを上げるべく日々勉強、邁進している。その思いは「テレビが好き」「高知が好き」という純粋な気持ち。 局員の約4割が女性というのもさんさんテレビの特徴だ。放送局は忙しい印象があるが、サポート制度が充実しており、出産後もほぼ全員が復職。子育て世代の局員は育児サポート制度を活用して、女性もキャリアを重ねるなど活躍できる職場となっている。
そんな同社の使命は「県民に高知の今をつたえる」「高知の魅力を全国に発信」「災害などの非常時こそ事業を継続し、命を守るための情報を発信し続けること」。新型コロナウイルス感染症拡大防止関連で異例の出来事が多い昨今において、正確な情報を伝えるためその使命は大きい。24時間365日絶え間なく放送を届けるための設備管理から、どんな人にでも「伝わる」分かりやすい報道まで、1人ひとりが自己研鑽し業務に励む。テレビを取り巻く環境が変化する中で、唯一無二のローカルテレビ局として輝くさんさんテレビ。放送を通して高知に元気を与える存在に、これからも注目していきたい。
少数精鋭だからできる「さんさんテレビ」らしいコンテンツづくり。テレビの向こう側でどんなことが行われているか知らない人も多いだろう。高知を元気にするために行っている各局の業務と特徴を聞いた。
〜総務局〜
総務局は、さんさんテレビの社員が働きやすいように社内全体の環境を整えています。人事、経理、研修、福利厚生や労務に関わる諸規定などを管理している部署です。
〜営業局〜
スポンサーへのCM枠のセールスを担当する営業局では、スポンサーの重要な情報発信をサポートしています。クロスメディアやイベントのご提案で高知を元気にするお手伝いもしていますよ。
〜業務推進局〜
番組の編成や、各番組の宣伝をHPやSNSを通じて戦略的に展開しています。視聴率の分析、CMをいつどこで流すかなどの放送データの作成なども行っています。
〜コンテンツ局〜
新規事業の開発・企画や主催事業の運営を行っています。「プライムこうちF」や「みんなでゴルフ」などの自社制作番組の制作など、さんさんテレビのコンテンツを最大限に活用するため新設された局です。
〜技術局〜
さまざまな放送データを元に、放送の運行をチェックする技術局は、電波の管理や設備の保守など送信の維持補修、放送に関わる設備や社内のネットワークシステムの運用を管理しています。