日之出産業 株式会社
高知の農業の発展を支え続けながら
農業用製品を通じて地域を盛り立てる企業
「鍬だてる農業から企てる農業へ」をモットーに全国的にも珍しい施設園芸ハウス・温室の専業メーカーとして、高知県の基幹産業である施設園芸の発展を支え続けてきた「日之出産業株式会社」。昭和43年の創業以来、常に新しい発想と行動力で農業の発展に貢献している。
高知に暮らす私たちにとって、とても身近な存在である「農業」。その中でも現代の農業に欠かせないのがビニールハウス。「日之出産業株式会社 」では 、このビニールハウスをはじめ施設園芸を中心に農業・畜産・水産等、幅広く関連資材や製品を農家さんにお届けしている。
元々県内の鉄商社にいた初代社長が、毎年台風被害に悩まされていた高知県の農業事情をどうにかできないかと、鉄を使った農業用ハウスを考案したことをきっかけに、現在の基盤を築き上げた。以来、同社は農業界において必要不可欠な存在として成長し、今では、温室・ビニールハウス・プラスチックハウスなど、設計・製造・販売・施工を一貫して請負う製造業でありながら、農業資材の商社として農業のさらなる発展に取り組んでいる。
そんな高知の農業や食に関わる仕事に魅力を感じ、今年も2名の新しいスタッフが加わった。入社1年目の彼らが感じる会社の雰囲気や仕事内容について話を聞いてみた。
営業課に所属する永井さんは、実家が農業。大学在学中に将来のことを考える中で、すぐに実家を継ぐのではなく、一度は就職してみようと考え、農業にも関わりがあり、農業用のハウス資材企業として昔から知っている同社に興味を持った。会社見学に足を運び、社長からの話を聞いて、実際の現場にも連れて行ってもらうと、どこに行っても歓迎ムードで気さくな雰囲気に好感を持ち入社を希望。
現在は主に、高知市、日高村、佐川町、土佐市を担当している。「ひと口にハウス用資材と言っても膨大な量の材料があるので、入社したばかりの頃は資材置き場の配置を覚えるだけでも精一杯でした」と今年の春を振り返った。目下頑張っていることは、「覚えること」。まずはハウスを建てる順番を覚えて、段取り良く資材を運べるようになり、「日之出産業だったら、永井さん!」と指名してもらえるような営業マンになりたいと奮闘中。
同じく同期入社の森本さんは宿毛出身で、同社の中村事務所に勤めている。高校卒業後、地元企業で働きながら転職を考えていたときに、「日之出産業」の存在を知った。それまでは水産業に従事していたが、農業にも興味があったことから新しい業界でチャレンジしてみたいと入社した。
所長と事務員と森本さんという3人体制の事務所のため、幡多エリア全域を回っている。「お客様と直接お話をさせてもらって、要望を伺ったり、提案ができるので、喜びの声をダイレクトに受け取れることにやりがいを感じています!」と森本さん。今は段取りよく営業に行けるよう所長がスケジュールを組んでくれているが、10年後には定年を迎える予定。1日でも早く仕事を覚えて、将来的には自分が営業所を引っ張っていける存在になりたいと意気込んだ。