株式会社 浜幸
創業70余年の老舗菓子店から高知の文化を発信
お菓子を通じて人々の心を満たし、笑顔を生み出す!
1952年創業より、土佐を代表する菓子店として県民に親しまれてきた「浜幸」。菓子製造とホテル業を通じてお客様の幸せを創出するとともに、高知の伝統や文化を後世に残すべく躍進! 地元に根ざした企業として地域貢献を目指す!
高知の観光名所・はりまや橋のたもとに建つ本店のほか、県内に8店舗を展開する「浜幸」は、土佐銘菓「かんざし」をはじめ、地元素材を積極的に取り入れた焼き菓子やゼリーなど、地域色豊かなお菓子を製造・販売し、土佐を代表する菓子店としての地位を確立。
「お菓子とは、心の栄養を満たし、豊かにする食べ物」という考えから、多忙な日々を送る現代人が、四季の移ろいを身近に感じ、毎日の暮らしにひと時の幸せを実感できるようなお菓子を提供している。
同社は、菓子製造・販売のほか、宿泊施設「海辺の果樹園」も運営し、近年減少しつつある節句などの伝統行事の素晴らしさ、家族や親戚が団欒することの大切さを伝える発信基地としての役割も担う。
お客様はもちろん、社員にも寄り添った体制づくりを行い、従業員の幸福度向上にも尽力。育児や介護などを行う社員が、正社員のまま短時間社員として働ける部署を設けるなど、長く働ける環境づくりも整えている。
販売部では店舗での接客業務のほか、自分の担当商品を持ち、売り場づくりなども行う。ゆくゆくは、店長やエリア長を目指し、適性によっては外商部や企画課に異動することも可能だ。本店で活躍している岡崎さんは、今年で入社2年目。現在は、ケーキと焼き菓子を担当し、商品発注やポップ制作などを行っている。「沢山のお客様と出会えることや、自分の担当商品をお客様が手に取ってくださった時にやりがいを感じます」と語った。
製造部では和菓子・洋菓子・焼き菓子・ゼリーなど、菓子全般を製造。入社後は、各部署に配属され、現場での作業や勉強会を通じて知識を身につける。ゆくゆくは、新商品の開発に携わり、ヒット商品を生み出すこともできる。「浜幸はイベントも多く、そこに向けた商品開発に若手の頃から携われるのが魅力です」と語るのは、今年で入社4年目の門田さん。同社は様々なお菓子を製造しているので、色々な材料に詳しくなり、どんどん発想力も豊かになるそうだ。
お客様の旅を彩る宿泊施設としてはもちろん、ハレの日のお祝いなどで親しい人たちが大切な時間を過ごす場としての機能も果たす「海辺の果樹園」は、果樹園・菓子製造工場・チャペルをそなえた全国で唯一のオーシャンビューリゾートホテルだ。
元々、宿泊施設で働いた経験があったことから、「海辺の果樹園」に就職したという木代さんは、今年で入社3年目。入社後はレストランの担当になり、接客などを学んだ後、「他の業務も担当し、より良い接客ができるようになりたい」との思いから、今年2月に希望を出してフロントの担当となった。「会社は、お客様1人ひとりに合わせた接客スタイルを認めてくれる社風なので、自分らしさを発揮したおもてなしができるところが魅力です」と語る木代さん。ホテルスタッフたちの絆も深く、フロントやレストラン、厨房といった担当業務の垣根を超えて連携しているので、様々な方法でお客様の笑顔を創出しているそうだ。